CULTURE
学生時代は仕事のこと、働き方のこと、分からないことばかりで不安も多いですよね。そこで就活生が気になる5つの質問にNEPの各事業で活躍する若手社員たちがホンネでお答えします。
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イベント事業O
2017年4月入社
現在の業務
ロボコンなどのイベント企画や運営に取り組んでいます。
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コンテンツ販売Y
2016年1月入社
現在の業務
海外ドキュメンタリー番組の購入業務を担当しています。
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ドラマ番組K
2015年4月入社
現在の業務
ドラマ10という連ドラシリーズの助監督をしています。
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情報文化番組M
2013年4月入社
現在の業務
「チコちゃんに叱られる!」のディレクターをやっております。
やっぱり、NHKの作品が好きじゃないと
入社は難しいですか?
難しくはないと思う。私はNEPの番組で見ていたのは「世界ふれあい街歩き」くらい。
テレビ自体そこまで見ていなくて、入社動機も「普通じゃ行けないところに行きたい!」「ライオンに会えるかも!」とかだったし。
確かに、「NHKが好きじゃないとダメ」っていうのはないと思いますね。
僕もドラマが大好きで入社しましたけど、「大河ドラママニアです!」とかでは全然なくて、むしろ、「倍返しだ!」的な民放の作品をよく見ていた人間でした。
現場としては、いわゆるNHKっぽい作品より全然違うテイストを提案できる人材を求めているイメージあるよね。
最近はNHKのドラマも、ゾンビものとか攻めた企画が多いし。これって番組制作以外だとまた違うのかな?
私の場合、NHKの作品そのものというより、海外から誰も見たことが無い番組を買い付けて放送するとか、そういう仕事に惹かれたタイプなんだよね。
僕もNEPが「いいな」と思えたのは、番組制作以外にも軸をちゃんと持っているところ。
テレビとイベントとか分野の異なるものを結び付けて、新しいものを生み出せたら面白そうだなって思ったんですよね。
YさんもOくんも、「番組制作だけじゃない」っていうのが大きかったんだ。
そうですね。イベント事業でも「いままでのNHKではこういうことはやらないだろうな」「新しいことをやってみよう」という少し批評的な目の方が求められている印象ですし、入社にあたって“NHK愛”みたいなものは無くていいのかなと。
働き始めたら必然的にたくさん見ることになるし、入社後にNHKの作品に興味が湧けば大丈夫じゃないかな。
コンテンツ業界(特に映像)はブラックと聞きますが、
ぶっちゃけどうですか?
うーん、ブラック、ブラック……。
“徹夜”・“帰れない”とかそういう話かな。先に聞いちゃうけどイベントの仕事だとその辺りはどう?
僕はまったくそんなことないです。普通に帰っています。
就活中はそういうイメージも持っていましたけど、面接官を見た時に、「みんな楽しそうだし、不健康な顔の人はいないし、大丈夫っぽいな」と(笑)。
なんというか、ここ数年で働き方そのものが変わってきている感じがしませんか?
働き方改革ね!
(きれいにハモった……)
たしかに、「ちゃんと休んでいるか」の管理が厳しくなっている気がします。
休まないと上司が罰せられるんだよね。
それに編集期間を延ばそうとか、ハード面の整備も進んでいると思う。
ドラマ制作はどうしても忙しさの波があるので、この時期はがっちり働いて、落ち着いたら2週間ほどまとまった休みを取る、みたいなケースが多いですね。
私はその働き方が性に合っているタイプ。
「今日は遅くまで頑張るぞ!」っていう日もあれば、14時くらいに出社して、リサーチだけして18時には帰る日もあって、毎日違うのがいい。
うちの部署も、海外とのやりとりが多いから、フレックス勤務で業務時間を調整できるのは便利だなって思う。
それに全社的に目標にしている毎年5日連続の休暇取得!これはすごく嬉しい。
5日間の休暇に有給を足して10連休取る人も多いですもんね。
私、この夏はスペインとフランスに行ったよ。
僕は国内旅行派で、会社の人と山登りとかいきますね。
そう考えると、映像制作だけの会社じゃないから、働き方も、休み方も色んな器が用意されているよね。
たしかに。新人時代に番組の制作現場を経験した時は「体力的にちょっと辛いな」って思っていたけど、今の仕事はそんなことがない。
適材適所の仕事と働き方が見つかれば、“ブラック”とは感じないんだろうね。
入社したときにやりたかったことは、
いまできていますか?
いま途中段階まで進んだところですね。
入社前は、「いつかドラマの企画を通してプロデューサーとして番組に関わりたいな」と思っていて、半年前にようやく希望が叶ってドラマ番組に異動できたので。
経験を積んで、次は自分の提案でドラマを!っていうところだ。
そうですね。NEPには年2回、ベテランプロデューサーも新人も平等に企画提案できる提案募集がありますし、頑張ってチャンスを掴みたいなと。
私の2個上の先輩が、それで採択されて、「アシガール」っていうドラマを作っていたよ。若手にもチャンスがあるのはいいよね。
Mさんも企画提案は結構している?
「世界ふれあい街歩き」のプロデューサーに「海外旅番組やりたいです!」ってアピールして、「提案書を書いて持っておいで」と言ってもらえたから、まさにいまチャレンジしているところ。だから私もまだ夢半ばだな。
これが好き、これがやりたいって粘り強く発信していくのは大事だよね。
Yさんは希望していまの部署に異動したんですか?
そうそう。私は第二新卒なんだけど、他社でビジネスを学んで海外コンテンツの買い付けに興味を持ったんだよね。
入社後はもうひとつの希望だった番組制作も経験できたし、いまは海外ドキュメンタリーの購入を担当しているから、この質問には「できています」ってはっきり答えられる(笑)。
僕はまさか自分がロボコンに関わるとは、夢にも思ってなかったですね。
ド文系の出身ですし。
Oくんはどんな目標を持って入社したの?
実は明確に「これ!」っていうのは無くて。NEPの事業はどれも面白そうで全てが未知の世界だから、面接でも「何でもやりたいです」と言っていたんです。
実際、ロボコンに携わってみたらすごく面白いし、ここで挑戦したいことも見えてきた。なので僕は、「まだ決まった目標がない人も大丈夫だよ」と教えてあげたいですね。
NEPは今後、どのような会社に
なっていくと思いますか?
NHKの放送が続く限り、番組制作事業はあり続けるだろうけど、それこそ5G時代に何をやろう?とか。
時代ごとに登場するツールをどう活用するかで、NEPの可能性も変わってくる気がするな。
海外の放送局を見ると、報道以外の制作部門はすべて子会社に移管したり、組織再編を進めている事例もあるからね。日本ももしかしたら……なんて大きな妄想もしちゃうけど。
大胆な想像!でも、NHKプラネットと一緒になれば、いままでできなかったことも実現できるようになるだろうね。
映像コンテンツの出し方というか、レパートリーもさらに増えるでしょうね。
プロジェクションマッピングしかり、配信事業しかり。総合的なコンテンツ開発を行う会社に成長していくのかなと思っています。
4K8K放送もありますし、3月からはネットとテレビの同時配信も始まりますしね。
そういう意味では、大きな変革期を迎えていますよね。
視聴者の番組の見方も変わってくるから、飽きさせない画作りも必要になるだろうね。
会社としても、業界全体としても、将来はまだ想像できないけど変化していくことをどれだけ楽しめるかが鍵になりそう。
将来、NEPで実現したいことを教えてください。
私はもう「世界ふれあい街歩き」です!ごめんなさい、このページを根回しに使わせてください!
根回しになるかなあ…。
そう簡単に企画は通らないけど、チャンスはあると信じている。
小学生みたいに「これやりたい!自由研究する!」って、好奇心とやる気を原動力にして、ひとつずつ形にしていけたら最高だな。
Kくんはやっぱりドラマづくり?
ですね。いつか、日本中に旋風を巻き起こすようなドラマがつくれたらなと…。
大きく出たね!ここでアピールして一緒に根回しする?
いやいや(笑)。でも実際、若手のプロデューサーさんがつくったドラマが大ブームを生んだりしているんですよね。そういう作品をNEP発で世の中に届けられたらなと。
私もちょっとKくんと似ているんだけど…。
Yさん、ここはもう言っちゃいましょう。
せっかくだからね。私はまだ購入履歴のない国から面白いコンテンツを探してきて、韓流ブームに次ぐ新しい潮流を起こすのが一番の夢。例えばナイジェリアのドラマとか、知らない文化を日本に持ち込みたいの。
僕はロボコンに携わって思ったことなんですけど、教育イベントの新たな形を作りたいなと。
ここにも波風を立てようという若者が(笑)。
波風は立てないです(笑)。
ロボコンって、学生にAIとか自動化とか先端技術に挑戦してもらいつつ、そのイベント自体をエンターテイメント化して、関係ない人が見ても面白くなるように設計されているんですね。こういう面白くて教育的意義もあるイベントを、もっと増やしたいなと思っているんです。
一番年下なのに、すごくちゃんとしている。
私、「海外旅番組やりたい」でいいのかな…。
自分だけの夢も、社会を巻き込むような夢も、どちらも目指せるのがNEPの魅力ということで。
きれいに締めましたね(笑)。
就活生の皆さんへメッセージ
きっとこの会社は長年働いても飽きがこないと思います。
色んなことをやってみたい人は、ぜひ一緒に働きませんか!
ジャンルを問わず、一緒に面白いことを考えてくれる人と出会いたいですね。
NEPから旋風を起こしましょう!
何事にも臆せずチャレンジできる会社です。
自分なりの「やってみたい」と、それが叶えられる場所をNEPで見つけてもらえたら嬉しいです。
NHKっぽくないことも色々実現できる職場なので、自由な発想で新しいものを生み出したい人にオススメしたいですね。
2020年1月取材