CULTURE

NEPでは女性の産前産後休業はもちろん、男性も育児休暇を取得しています。
「とは言え、周囲に遠慮はなかった?」「2人以上子どもがいても働き続けられる?」
――そんな疑問を抱く就職活動生のみなさんのために、仕事と育児を両立している3人の先輩社員が集まり、座談会を行いました。将来も安心して働けることが伝われば幸いです。
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社会文化部U
2013年新卒入社
現在の業務
プロジェションマッピングや展示施設の映像制作などを担当。Tとは同期。
プライベートの過ごし方
現在、夫と二人三脚で初めての子育てを満喫中!
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イベント事業部O
2017年新卒入社
現在の業務
舞台や教育イベントなどの事業を担当を担当。
プライベートの過ごし方
子どもを連れて公園やキッズパークに行くのが休日のお決まり。
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海外販売部T
2013年新卒入社
現在の業務
海外のテレビ局や配信事業者などに提供するNHK番組の開発を担当。
プライベートの過ごし方
休日は3人の子どもとドライブにいくのが楽しみ。
一人ひとり自由な働き方ができる

私、絶対今回子だくさん枠で声を掛けられましたよね(笑)。

やっぱり、Tさんは3人も子どもがいるとなるとね!

自分も男性の子育て枠かなって(笑)。
今日はNEPの働きやすさについて語ろうということで我々が集まりました。

働きやすいよね。うちは子どもが1歳なんだけど、時短勤務で働くことができて、すごく助かっているもん。
特に私の仕事は、スケジュールを自分で組み立てやすいんだよね。今は外部との会議もオンラインベースだし。

それは大きいよね。

在宅勤務がしやすくなった。移動時間がないから、その分、業務時間に充てられるし。

自分もフレックス勤務にだいぶ助けられています。
うちは妻も働いていて、2歳の息子を保育園に9時〜17時で預けています。
自分は10時から18時30分で勤務していて、妻が仕事で帰りが遅くなる日は在宅ワークにさせてもらったり、フレックスを活用して朝早めに出勤して夕方には帰るようにするなど、妻とうまくやりくりしています。

リモートワークの割合もさ、各部署や個人とか現場に裁量があるじゃない?だから、半日在宅して半日出社とか、自分のライフスタイルに合った働き方ができるよね。
うちは8歳・5歳・2歳の子どもがいて共働きだけど、私がフルタイムで働けているのはNEPだからだと思う。


多種多様な福利厚生がうれしい

福利厚生もしっかりしているのがありがたいですよね。

うん。たとえば、ベビーシッターをお願いするとか、旅行に行くとか、そういうことに使えるポイント補助があって、仕事も私生活も充実させたいなっていう後押しになってる!

私は舞台のチケットを取るのに使っているよ。

満喫していますね!

でしょ?あとは、世帯手当、住宅補助手当、教育補助手当などもあるし、出産祝いや……本当にいろいろしてくれるよね。

出産祝いって、つまり、会社が子どもが生まれたことを祝福してくれているわけじゃない?それが会社の姿勢なんだとわかると、ありがたいなと思うよね。

たしかに。

出産すると当然休まないと行けない場面が増えてしまうわけだけど・・・それでも「継続して働いてね」っていう会社からのメッセージだと思ってる。実際に「育児との両立ができないから辞めます」っていう人、あまり聞いたことないかも。
ほかにも、パートナーが海外に駐在になるのでついていきますっていう時も、3年間までなら休職できる制度があるし。あと、子育てとはズレるけど、“セルフイノベーション休職”。入社10年目から得られる制度で、1年間留学とかしていいんだよ。

リフレッシュできていいですよね。「人生見直したいです」みたいな理由で使ってもいいって聞きました。

大学院に通ってMBA(経営学修士)を取っている先輩もいるよ、すごいよね。私は自己啓発の補助制度を使って、藝大のオンラインの履修生になったよ。

超充実しているじゃん!

会社の制度が、やりたいことをあと押ししてくれるのがありがたいね!



自分の状況に合わせて育児休暇を取れる環境

Oくんは育児休暇を取っていたよね。男性では4例目だったっけ?

そうです。
育児休暇を1年間取っている先輩もいましたが、自分はいろいろ考えた結果、子供が生まれてから2ヶ月間取らせてもらいました。
「のちのち、分割してもっと取れるよ」という会社からの事前説明もあったので。

そうそう、分割もできるんだよね。引き継ぎはどうだった?

まわりに育児中の先輩もいて理解があったし、休暇中〜前後のスケジュール調整にもみなさん協力的で、引き継ぎなどで困ったことはありませんでした。

産後の恨みは一生って言うからね。
出産したばかりで体がボロボロで、初めての子育てで心細いときに夫がいつも側にいてくれたら、どれだけ心強いか。感謝されているんじゃない?

まあ……(照)。

でもさ、子どもって本当に体調を崩しやすいからさ、復帰後も大変だよね。急に熱を出したりするから。

そうなんだよね。でも、そういう時こそリモートワークを活用できるから助かる。
そして、リモートワークの時こそ、普段から職場の人間関係を築けているかが重要なんだよねえ!

それ、大事ですよね。

周りから信頼されていれば、在宅の日が多くても任せてくれるし。そこが試されている感じもする(笑)
でも周りの理解もすごくあって、上司から「子どものことや家のことも大変だろうから、うまく在宅ワークを活用してね」って、言ってもらったときはほんとありがたかった。


仕事と家庭でバランスを取り合っている

子どもがいても働きやすい環境や福利厚生について話してきたけど、やっぱり、仕事も楽しくない?

もちろん!

楽しいですね。

なんかさ、仕事と育児は自分にとっては人生の両輪で、両方ないと前に進めないんだよね。
家庭での悩みを仕事で昇華したり。逆に仕事のストレスを子どもたちが癒してくれたり。実際に、子育ての自分の悩みをきっかけに、子ども向けのコンテンツを企画したり、社内のパパママプロジェクトを立ち上げたりもしてるよ。私にとっては切り離せない関係なんだよね。

わかるよ。

たぶん、これから子どもがどんどん大きくなっていって、抱える悩みも変わっていくんだろうけど、それを仕事に生かせるじゃない?私たちの仕事って。
それもまた、NEPのおもしろいところだよね。

自分も同じですね。
でも、それは育児休暇を取って家族との時間を作れたからこそ意識が変わった部分もあるかもしれません。
自分はイベントの部署にいるので、教育や舞台のイベントを企画しているのですが、子どもが生まれてからは「家族連れ目線だと、こういうサービスがあるといいな」という視点も持てるようになったというか。企画の立ち上げにも生きてきますよね。

世の中には、出産を機に職場環境的に辞めざるを得ない女性もまだ多いと聞くけれど、NEPではチームとしてきちんとリスクヘッジを取りながら、子供がいても大きな仕事もチャレンジできる環境があることが本当にありがたいよ。
特にNHKは公共放送で、ラブコールを送るとたくさんのプロフェッショナルが一緒に仕事をしてくれる。
そういう人たちと仕事をしないと見つからない発見があったりするじゃない。それが楽しい。
あと、私さ、仕事と家庭と、もう一個そこに足したいんだよね。

もう一個、ですか?

そう、仕事と家庭と、あともう一つ。
それで藝大のオンラインの履修生になったんだけどさ。子育て中だと、なかなかたくさんのインプットの時間を取るのは難しいけれど、仕事と家庭の往復では行き詰まってしまうこともある。だから家族にも協力してもらって、少しでも新しい知識を得たり、経験できる機会を持つようにしているよ。それが仕事に生かされることもあるしね。

インプットした分しか、アウトプットできないもんね。

自分は保育園に子どもを預けるようになって1年が経つんですが、そろそろ生活リズムができてきたので、妻とも連携しながら休日の時間の使い方を工夫して、インプットにあてたいと思っています。
もちろん、イベントの部署なので土日に仕事が入る日もあるんですけど 、その分は平日に代休を取得できたりするので。

平日でも自分の仕事のスケジュールを融通できれば、お休みを取ることもできるしね!子供が急に発熱したり、それに自分も感染したり、突発的にお休みせざるを得ない時もあるから、チームの連携体制がありがたい。

そういえば、Tは3人目の出産の時は産後すぐ復職したよね。

そう。1人目と2人目の時はしっかり育児休暇を取ったんだけど、3人目は育児休暇を取らずに産前産後休暇だけにして、出産から1ヶ月くらいで復職したんだ。その時はほんとうに仕事が楽しくて、その業務から離れたくなかったから。
上司たちは「本当にそれでいいのだろうか?」って悩んだみたいだけど、逆に「女は子供を産んだら必ず長く休まないといけない」っていう選択肢しかないのも窮屈じゃない?
だから、私の希望を受け入れてくれてすごく感謝している。
貴重な“一人時間”の楽しみ方は

私はお酒飲むのが好きで、特に白ワインが好きなので子どもたちが寝静まったあとに、ワインに合う盛り合わせを用意して一人で楽んでる(笑)
ほんとは外に飲みに行きたいけど、なかなか難しいので。バタバタな1日の中で、唯一の落ち着ける時間。

自分は子どもを寝かしつけると、一緒に寝落ちしちゃうんですけど、ハッと深夜に起きることがあって。
妻も寝ていて、そういう時に一人で、観たかった映画やドラマを観るのが好きです。自分のために使う時間って貴重ですよね。

こないだ私は、一人で日帰り福島に行ってきたよ!夫も主体的に育児をしてくれていて、お互い自分の時間を持つようにしてる。
子どもを連れて家族で海外も行ったし、美術館にも行くし、意外となんでもできるなって思う。
でも、子どもが保育園の帰りに「踏切を見に行きたい!」っていうリクエストに応えて行くと、電車を眺めながら、ぼ〜っとしちゃう。
そういう時間を過ごせるのって贅沢だよね。時短勤務のおかげでもあるよ。

そういう子どもとの時間も大切だよね。私は、早くご飯の支度しないとって子どもを急かしてって帰ろうとしちゃうな〜。

うちは夫が料理担当だからこそ、帰り道を延長できるのかも。どんな時間にしろ、それぞれの時間を作れることは職場でも家庭でも大切だよね。

ほんとだねえ、仕事も子育ても、自分を大切にすることなしには成り立たないもんね。
2024年10月取材