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WORK プロジェクトストーリー

キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」
01

キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」

2018年の放送の際に、Twitter「世界トレンド1位」を獲得するなど、圧倒的な人気を誇るTV番組「おげんさんといっしょ」。2019年には、番組初となる公式グッズの版権管理をNEPが担当することになりました。この一大プロジェクトに、キャラクターをこよなく愛する若手社員が挑戦しました。

キャラクターの魅力を形にして日本中に届けたい

C DIRECTOR

プロフィール
所属
ライセンス事業
出身校
東京女子大学
趣味
ダンス、旅行
入社の決め手
NHKの豊富なプロパティを持つ会社で、キャラクターに囲まれながら仕事がしたい!と思ったから。
経歴
2015年4月
新卒入社
2015年5月
自然科学番組や教育番組のアシスタントプロデューサー業務を担当
2017年6月
ライセンス事業に異動
「みいつけた!」「いないいないばあっ!」「おげんさんといっしょ」などのキャラクターグッズ業務を担当
担当ディレクターC

FLOW

プロジェクトの流れ プロジェクトの流れ
キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」 キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」

CHAPTER.01

驚きとワクワクから始まった、念願の仕事

入社3年目にライセンス事業への異動希望が叶ってから、早くも2年。私は先輩たちのサポートのもと、「いないいないばあっ!」や「みいつけた!」といった子ども番組の版権管理に携わり、ワンワンやうーたん、コッシーやサボさんといった人気キャラクターに囲まれながら専門知識を吸収してきました。

そして、「いつか新規のキャラクターの立ち上げに参加出来たら……」と考えるようになった2019年の夏頃、上司から「おげんさんといっしょ」の番組公式グッズのプロジェクト担当を打診されたのです。実は私自身も「おげんさんといっしょ」の大ファンで、新作を楽しみに待っていたひとり。ですから、まず声が出ないほど驚き、その次に「遂にやりたいことができる!」と、とにかくワクワクしていました。

ただ、ゆっくりと喜びに浸る時間はありませんでした。上司から、急遽10月に第3弾の放送が決定したことと、放送に合わせて公式グッズのリリースを計画していることを説明されたからです。

キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」

CHAPTER.02

限られた時間で、
「おげんさんちのねずみ」を形に!

例えばアニメ番組などの場合、キャラクターグッズの企画・開発は半年、1年と時間をかけて準備を進めるのが一般的です。しかし、今回は短期間で一気に商品化を目指さなければいけません。「とにかく動き出さなければ!」と、興奮と焦りの気持ちをそのまま原動力に替えて、プロジェクトはいきなり全速力で始動しました。

まずは先輩とチームを組み、「おげんさんといっしょ」の番組制作陣や出演者への打診から始めました。グッズ展開の趣旨を資料にまとめ、各所に熱意を込めて説明し、それぞれ無事に許可をいただくことができました。

次に上司も交えて商品ラインナップの企画を詰めていき、人気キャラクターの「おげんさんちのねずみ」をメインのモチーフにすることが決定しました。そこからどこにキャラクターの著作権があるのかを調査し、商品化してもいいか許可を取っていきます。これが一通り済むと、商品化に向けて、版権をライセンシーに許諾する準備が整います。次は商品ごとにライセンシーを決定し、グッズのデザイン案を検討していきます。特にぬいぐるみの開発では、番組で映っていないところのディティールも含めて、徹底的にこだわり、監修しました。

キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」

CHAPTER.03

作るだけじゃない、ベストな販路も模索

徹底的にこだわったのですが、ライセンシーから最初のぬいぐるみのサンプル品が上がってきた時は、正直、頭を抱えました。顔つきも、体も、全体的に雰囲気が違う。なんというか、あの独特のかわいらしさがないのです。修正を加えたいのですが、納期を考えればその回数は限られています。

「次で決めなければ」というプレッシャーの中、監修では改めて「おげんさんちのねずみ」本人とサンプル品の違いを洗い出して、「まぶたの縫製はこうで、鼻の長さは何センチで…」と、事細かな修正内容とこだわりの理由をすべて記載し、祈るような気持ちでお願いしました。完璧に近いサンプル品が届いたときは、「これならたくさんの方が手に取って喜んでくれる!」と、飛び上がりたくなるくらい嬉しかったです。

こうした商品化と同じくらい、いやそれ以上に難しかったのが、プロモーションや販売方法の企画・実施でした。“番組初の公式グッズ”という特別感をアピールしつつ、「日本全国のおげんさんファンにお届けできる販路」も同時に考える必要があります。方々から情報を集め、アイデアを練り、上司や先輩と何度も打ち合わせを重ねました。そして決まったのが、NHKキャラクターショップでの先行販売とオンラインショップでの発売でした。オンラインショップは、グッズを欲しいと思ってくださる方々に広く行き渡るようにと考えた末の選択でした。

CHAPTER.04

キャラクターの成長に貢献したい

10月14日、ついにグッズが発売されました。店頭に並ぶ「おげんさんちのねずみ」を嬉しそうに手に取るお客様の姿や、SNS上で広がるたくさんの反響を見て、「かわいいねずみたちが日本中に届いたんだ」と実感し、安堵の気持ちがあふれました。

私自身としても初挑戦の連続で、成長に繋がる経験を積ませてもらえました。NEPの版権管理には、商標や著作権の管理、キャラクターグッズの監修、ライセンスの使用ルールの徹底などを地道に行い「キャラクターの価値を守る」ことと、魅力あるグッズを生み出し「キャラクターの価値を育てていく」ことの2つの役割があります。

今後はもっと幅広い経験を積んで、キャラクターの成長をさらに後押しできる存在になるのが私の目標です。いま以上に多くの方に、キャラクターが持つ魅力をお届けできるように、これからも頑張っていきたいと思います。

キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」 キャラクタービジネス「おげんさんといっしょ」

2020年1月取材