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WORK プロジェクトストーリー

夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」
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夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」

NHK総合テレビで月曜日から木曜日の午後10時45分に放送されている、15分の帯ドラマ「夜ドラ」シリーズ。この「夜ドラ」シリーズで2023年6月から8週にわたって放送されたのが、プロデューサー・Kの担当した「褒めるひと褒められるひと」です。Kにとって、初めてプロデューサーを担当した作品はどのように生まれたのでしょうか。その裏側をご紹介します。

配属4年目でプロデューサーに抜擢、若手が活躍できるチャンスがある

K PRODUCER

プロフィール
所属
ドラマ部
出身校
早稲田大学文化構想学部
出身地
宮崎県
趣味
登山、スキー、旅行
入社の決め手
ドラマ制作に携わるチャンスがあると思ったから
担当プロデューサーK
経歴
2015年4月
新卒入社
2015年5月
制作企画部に配属。バラエティ番組「謎解きLIVE」などを担当。
2016年7月
NHK山口局で山口県内の情報番組やドキュメンタリー番組「U-29」などを担当。
2017年7月
コンテンツ展開部に配属。DVDや教材コンテンツの営業を担当。
2019年7月
ドラマ部に配属

FLOW

プロジェクトの流れ プロジェクトの流れ
夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」 夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」

CHAPTER.01

原作との運命の出会いは書店にて

「夜ドラ」は、10代から30代がターゲットのドラマ枠で、「ハラハラドキドキ、笑って泣けるドラマシリーズ」がコンセプト。一日の終わりに楽しめるエンタメを目指しており、そのコンセプトに当てはまる漫画原作『褒めるひと褒められるひと』(たけだのぞむ/講談社)を企画募集で提案したところ、採択されたというのがドラマ化の流れです。

同作をたまたま手に取ったのは、とある書店での出来事でした。タイトルと帯に書かれた文言に何か心を奪われ、購入し読んでみると、優しくホッとする世界観に癒されたのを覚えています。「これは疲れた時に読むのにいいな」――そんな風に思いました。単純に一つの作品として楽しむ自分がいる一方で、「これはドラマ化できるかも」と考えてしまう自分もいます。いわゆる職業病ですね。

この作品は、架空の玩具メーカーのオフィスが舞台なのですが、上司が主人公を褒める時に、さまざまな“例え”を用います。「仕事ぶりが回らないお寿司屋さんって感じ!」といった具合に。すると、作中でも主人公が寿司職人の姿になり、背景も寿司店に変わるのです。それが、作品のユニークな特徴で目を惹きました。

夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」

CHAPTER.02

ベテラン陣がサポートしてくれる

原作の大きな魅力もあってドラマ化が決まりましたが、企画者だったということもあり、プロデューサーの1人として任されることになりました。ドラマ部に配属されたのが2019年なので、4年目にしてプロデューサーを担当するというスピード感のあるキャリアアップとなりました。

担当するのが決まったのは、助監督を経て、連続ドラマの1話分の演出を担当したばかりの時でした。ですので、プロデューサーとして何をすればいいのか、わからないことばかりです。プロデューサーの仕事は、脚本づくりやそれに伴う取材、キャスティング、制作進行、広報など多岐にわたっており、どう進めていくか不安だらけ。特に、原作の世界観を活かしつつ、どの回にどのようなシーンを入れてエピソードを繋いでいくか、どう人間関係を進展させ山場を作っていくかなど、8週間の帯ドラマとしてどう番組を楽しんでいただくのかといった点は難しかった部分でした。

それぞれの場面で、助けになってくれたのが、チーフプロデューサーやベテランのディレクター陣をはじめとする先輩たち。「こういう時は、こうすればいいんだよ」と手厚くサポートしてもらい、一つひとつの作業がカタチになっていきます。不安がワクワクに変わっていく瞬間でした。

CHAPTER.03

実写化にあたって大切にしたこと

企画から放送開始までに費やした時間は、約1年半。企画の立案から放送終了まで全体に携わることができたのは、とてもいい経験になりました。特にドラマ化するにあたって、イメージしていた世界観を実現できたことには、よろこびを感じました。

今回のドラマ化においては、“例え褒め”が一つのキーワードになっていました。先述したように、寿司職人などの“例え褒め”の世界観をいかに表現するかがポイントとなったのです。原作漫画の世界観を実写で表現するため、キャストの皆さんや脚本のふじきさん、演出チーム、美術チーム、技術チームなどそれぞれがアイディアを出し合い進行。イラストやCG、衣裳などを駆使し、1つずつ作り上げていきました。さらに、原作にはないオリジナルのエピソードは、綿密な取材をしながら作り、原作のファンの方もドラマで初めて作品に触れる方も楽しめるように工夫しながら番組を制作していきました。

SNSなどで「笑えた」「癒された」といったコメントを目にした時は、ホッとしました。「癒される」「1日の終わりにほっとできる・楽しめる」「笑える」といった番組のコンセプトを尊重し、脚本、デザイン、登場人物など、さまざまな面で軸をずらさないようにすることを大切にしていたので、それが伝わったのだと安堵したのです。

夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」

CHAPTER.04

「ドラマをつくりたい」の原体験

「褒めるひと褒められるひと」での経験を生かして、今後は学園ドラマや「ドラマ10」シリーズなどの連続ドラマを手掛けたいと考えています。自分がドラマをつくりたいと思ったきっかけが、中学生や高校生の時に見た同世代が主人公の学園ドラマでした。思春期の頃に体験した“見る側”の感動を、今度は“つくる側”として届けたいという思いでいます。

NEPは若手にもチャンスがあります。そして、ベテランのプロデューサーやディレクター、各専門スタッフにいろいろなことを教わりながら仕事ができる環境もあることが、僕の体験談から伝わったのではないかと思います。

近年では配信サービスにも力を入れるなど、放送だけではないフィールドや二次展開にも関われるのがNEPのいいところ。ドラマをつくる楽しさ、そして、よろこびを感じられる環境で一緒に働きませんか?

2024年10月取材

こぼれ話

担当プロデューサーKは、「褒めるひと 褒められるひと」のほか、ディレクターとして特集ドラマ「ダーウィンが行く⁉」、土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」も担当。NEPでは、ドラマ制作でも独自の企画を歓迎しており、ドラマ制作に携わりたい方には夢のある環境です。

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